関西スーパーマーケットは9月30日、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの経営統合成立後に発足する、イズミヤ、阪急オアシス、関西スーパーの3社の持ち株会社の名称を「関西フードマーケット」とし、社長に林克広・H2Oリテイリング代表取締役副社長 兼 H2O食品グループ代表取締役社長が就任する内定人事を発表した。ただし、いずれも10月29日に予定される臨時株主総会での承認が前提となる。
現・関西スーパーが名称を変更して持ち株会社となる。経営統合のスキームは、関西スーパーがH2O傘下のイズミヤ、阪急オアシスを株式交換により完全子会社化し、合わせて関西スーパーが100%出資で新設した分割準備会社に事業を承継させる吸収分割を行うことで、事業会社3社を傘下に収めるというものだ。
内定人事は、関西スーパーマーケットとH2Oリテイリングとの間での株式交換が効力を発生する12月1日付け。同日、関西スーパーの現・取締役は辞任し、林氏ほか、関西スーパーの福谷耕治社長、イズミヤの梅本友之社長、阪急オアシスの永田靖人社長、H2Oリテイリング財務室担当で経営企画室長の渡邊学執行役員などが取締役として着任予定。また同日から関西スーパーの分割準備会社にて現・関西スーパーの取締役が事業に当たることになる。名称変更は、関西スーパーの吸収分割が効力を発生する2022年2月1日付け。