各社とも物販で剥がれた特需に代わる弾がない

 長引くコロナ禍が、ドラッグストアの収益力にジワリ影を落とし始めている。上場大手13社の2021年度上期(5月期・6月期企業は第1四半期)は、旧ココカラファイン、カワチ薬品、サツドラホールディングス(以下HD)の3社が減収減益、ウエルシアHD、ツルハHDなど8社が増収減益で、実に11社が営業減益。しかもそのうち9社が2桁の大幅減益という惨憺たる状況となった。

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