イオン九州とのJVで生鮮のノウハウを培う

 調剤併設に食品強化。同業、異業種を含め競争が激化、ドラッグストアのあり方が改めて問われる中で、売上高首位のウエルシアホールディングス(HD)の戦略が異彩を放っている。2022年8月末で調剤併設率は、ウエルシアグループで73・5%、中核のウエルシア薬局で83・9%。売上高1兆円を達成した前期に続き、今第24半期(23年2月期)の業績も増収増益だが、その一因は、薬剤師の説明があって購入できる医療用抗原検査キット販売のニーズにしっかり応えたからだ。決算説明会で、松本忠久社長は、「地域の方々の健康維持、不安低減につながる対応に努め、物販部門では、抗原検査キット、風邪薬、解熱鎮痛剤など、医薬品の売り上げが大幅に増加した」と説明する。

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