観光産業や製造業が盛んな国として知られるタイは、実は美容大国でもある。美容関連の生産規模は内需・輸出を合わせ3000億バーツ(約1兆500億円)ともされる。日本貿易振興機構(ジェトロ)の2020年1月の調査では、13~18年で国内市場が45.7%拡大。タイ発コスメブランド「シーチャン」の商品が20年夏に日本上陸するなど、勢いのある産業だ。

 これを支えるのは旺盛な国内の需要だ。タイ人は男女問わず信仰に近いレベルで色白の肌に憧れる。会社勤めなどインドアな職業は収入が多くインテリ、タイ経済を牛耳る富裕層に中華系タイ人が多いという印象から、彼らにとって「美白」はステータスシンボルの一つだからだ。同時にタイは通年で日差しが強く、スキンケアは必須。色白肌は成功の証でもあると見る彼らにとって欠かせないのがメイクやスキンケア商品で、そのニーズは年々高まっている。

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