関西スーパーマーケットは11月12日、10月29日開催の臨時株主総会の集計結果について、差し止め請求を行ったオーケーに対し反論する文書を発表した。

 反論は2点で、まず午後3時の時点で集計作業が完了していなかったこと。オーケーの発表リリースでは、総会検査役の報告として、集計作業は午後3時前に完了していたとされていたが、総会検査役が11月9日付の検査役報告書で、午後3時の時点で作業が完了していなかったことを認定したという。

 もう1点は、議決でマークシートを誤って白票で出してしまったという株主からの申し出に対し、直ちに総会検査役の同席を求めたということ。オーケー側のリリースでは、株主からの申し出が午後3時30分頃にあり、3時45分頃に関西スーパーの代理人弁護士が総会検査役に対して別室で話したいことがあると申し入れがなされたとあるが、こちらも総会検査役の11月11日付検査役報告書で、株主が総会受付を訪れた後、関西スーパーの代理人弁護士が受付に到着し、総会検査役を呼びに議場に向かい、2人ともに本総会受付に到着するまでの行為が5分以内に行われたこと、またその後、総会検査役が10分程度にわたって説明を受けたことが示されており、報告書が訂正されたという。