マンダムは10月7日、主力ブランド「ギャツビー」から、メイク、スキンケア、スタイリングの3カテゴリーから成る新ライン「gatsby THE DESIGNER(ギャツビー ザ デザイナー)」を発売した。販路は、自社ECとロフト(ロフトネットストア含む)のみ。ターゲットは、メンズコスメの情報収集やトライアルに積極的な10~20代の男性。既存商品では幅広い顧客にアプローチしていたのに対し、新ラインは、コスメへの関心が高い男性に絞り込んだ。マス商品だけでなく、よりパーソナル対応の側面が強い商品も開発していくのは、ギャツビーが価値観の多様化に応えるメンズブランドに進化していくことを示している。

 マンダムは、新ライン発売に先立ち、10月1日にオンライン発表会を開催した。冒頭、広報部の木村彩子主事は、新ライン開発の経緯について「近年、10~20代の男性の〝カッコイイ〟の定義や自己表現の幅が広がっている中、〝なりたい像〟も多様化している」と背景を説明。その上で商品開発を担当したブランドマーケティング部の森健太グループリーダーは「ターゲット層の多くはメイクに抵抗はないが、『ここまでやったら、やり過ぎ』と自分に制限をかけ、楽しめていない方もいらっしゃる。ギャツビー ザ デザイナーは、他人から見る〝カッコイイ〟ではなく、自分がなりたい〝カッコイイ〟をかなえるコスメライン」であることを強調した。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから