セブンイレブンが海外進出を加速している。10月12日には、新たにイスラエルに進出すると発表した。セブンイレブン・インクを通じて、同国のエレクトラコンシューマープロダクツ社とマスターフランチャイズ契約を締結した。2022年に1号店をオープンする予定だ。

 エレクトラコンシューマープロダクツ社は、建設、家電、電気通信、エンタメなどの多角的な事業を展開しているエルコグループの小売り子会社で、家電チェーンを営んでいる。

 また進出を発表していたインドでは、10月9日に1号店をムンバイにオープンした(トップ画像)。19年2月の発表時点では、フューチャーリテール社の子会社とマスターフランチャイズ契約を締結したと発表していたが、この契約は終了し、新たにリライアンスリテールベンチャーズ社の子会社であるセブンインディアコンビニエンスリテール社と契約を結んだ。

インド1号店の店内

 リライアンスリテールベンチャーズの親会社であるリライアンスリテール社は、SMのほか、家電チェーン、アパレル、靴、玩具、宝石など、約1万2000店を展開している。

 セブン&アイ・ホールディングスは、2025年度に日本と北米を除く世界で5万店の目標を掲げている。その推進役として、直近ではセブンイレブン・ジャパンとセブンイレブン・インクそれぞれの強みを生かした新会社セブンイレブン・インターナショナルLLCを設立。既存国との連携強化のほか、新地域への出店促進やグローバル連携の拡大を図ることで、グローバルブランドとしての価値向上を目指す。