トドック電力が組合員向けに「再エネ100%メニュー」を用意

 コープさっぽろが再生可能エネルギー100%使用に向けて歩み始めている。事業活動で消費する電力を100%再エネで調達することを目標に掲げる企業の国際組織「RE100」への加盟を契機に、元々取り組んでいた環境への取り組みを加速。店舗や製造工場の運営、また宅配事業において使用するエネルギーをいかに持続可能な形で賄うかについて、様々な観点から見直しや検討を進めている。

 「RE100の方向性、これは我々の理念とも合致する。ぜひトライしましょう、と大見(英明)理事長に掛け合った」。そう話すのはコープさっぽろのエネルギー事業本部長であり、グループの電力会社・トドック電力の社長を務める渡邉美彦氏だ。コープさっぽろがRE100に名乗りを上げたのは2018年。日本企業としては13番目、北海道の企業・団体としては初の事例だった。現在、RE100に加盟する日本企業は62社(9月現在)まで増えたが、生協組織の加盟はコープさっぽろのみだ。RE100が掲げる目標達成の期限は2050年。コープさっぽろはそれを10年前倒しし、2040年に再エネ100%、中間目標として2030年までに60%達成を取り組みのターゲットに定めている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから