機能性表示食品同士の珍しいコラボレーションが実現した。ベイシアでは9月1日より、マルハニチロの「生鮮プレミアム 活〆かんぱち」と、キッコーマン食品の「いつでも新鮮 大豆ペプチド減塩しょうゆ(だし入り)」を、ベイシアマートを除く全店の鮮魚売り場で関連販売している。
活〆かんぱちは、マルハニチロが鹿児島県で養殖しているもので、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を含有する機能性食品だ。身は弾力があり、コクが深く、アッサリした風味が特徴。それでいて中性脂肪を下げる効果がある。ベイシアでは今年4月から販売を開始している。冷凍せず鮮魚のまま機能性表示食品としてカンパチを販売するのはベイシアが初だという。
一方の大豆ペプチド減塩しょうゆは、血圧が高めの人に向けた機能性表示食品のしょうゆだ。血圧改善機能が報告されている「大豆ペプチド」が含まれている。ペプチドとは、タンパク質を分解して得られる、アミノ酸がいくつかつながった成分。通常しょうゆの醸造では、大豆のタンパク質が分解されてできた大豆ペプチドがさらに分解されて、しょうゆのうま味の基となるアミノ酸に変わるが、独自の醸造技術によって大豆ペプチドを豊富に含む製法を確立、特許の登録をしている。食塩分も通常のこいくちしょうゆに比べて50%カットされており、体に優しい。
コロナ禍の中で家飲み機会は増えているが、一方で外出を控えるなど、運動不足への懸念から健康への関心が高まっている。ベイシアでは、食事の美味しさと健康をともに提供する関連販売をお客に提案していく考えだ。
(冒頭写真は機能性食表示食品同士のコラボ売り場)