営業利益が13年ぶりの大幅増益に
コロナ下の追い風を受けて、アスクルは再成長を目指す。アスクルの2021年5月期決算は、売上高が前期比105.4%の4222億円、営業利益が同157.8%の139億円の増収増益で着地した。とくに営業利益は08年5月期の97億円から13年ぶりに過去最高を更新した。
主力のBtoB事業はコロナ禍でオフィス用品の需要が落ち込んだものの、高単価の衛生用品などの感染対策商品が伸長し、売上高は前期比104.9%の3451億円、営業利益は同129.7%の201億円となった。粗利率の向上に加え、物流費比率の改善もあり、営業利益率は20年5月期の4.7%から5.8%と改善している。