健康志向に対応し「いきいきくらす」の供給高が高まる

 コープ九州事業連合(コープ九州)が健康づくり応援を軸に品揃えを強化している。コロナ禍で生協の安心・安全な食品を求める組合員が増えて、コープ九州のカタログ配付は昨年が前期比103%前後、今年はさらに101%前後の伸びを示している。共同購入カタログは約55万部まで増え、それに加えて別紙のカタログ作成にも力を入れている。「組合員からの要望に合わせて、ワンランク上の商品や各世代のニーズに合わせたテーマで商品を展開している」(無店舗事業本部供給企画部企画編集課の佐藤恵美課長、写真左)。

 そこでアクティブシニア世代の健やかな暮らしを応援する隔週刊カタログ「いきいきくらす」、子育て世代を応援する毎月1回配付のカタログ「すくすくスマイル」を要求別媒体に位置づけ、共同購入カタログと一緒に配付。いずれも共同購入カタログとは異なる品揃えが組合員の支持を得ている。「いきいきくらす」は約34万部、「すくすくスマイル」が約18万部にも及ぶ。

のど飴など菓子全体で「いきいきくらす」の注 文高が増えている

 その中でも「いきいきくらす」は健康をテーマに減塩商品や低糖質商品、組合員の要望に応えたこだわり商品、さらに個食世帯に合わせた品揃えを強化。「昨年から外出を控えて『コロナ太り』を気にする方が増えたことから、『いきいきくらす』への関心も高まり、注文が増えている」(無店舗事業本部供給企画部企画編集課の中嶋美絵担当、写真右)状況だ。

 注文金額は60代、70代が圧倒的に高いことから、こだわり商品の品揃えの掲載にも工夫を凝らしている。中でも菓子は飴類が70代以上のシニアの購入比率が高いことから、共同購入カタログでは扱いの少ない飴類の品揃えを広げ、組合員のリピート購入につなげている。

「養命酒製造クロモジのど飴」が安定した供給高で貢献

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