おつまみメニューを揃え酒類との買い合わせを促す

 コロナ下でレトルト調味料市場が活況を呈している。大手から中小まで各メーカーが新商品を相次いで投入し、棚割り競争が激化。カスミでは市場拡大を受け、酒類を軸にしたレトルト調味料との関連販売を強化。付加価値品も取り揃え、店全体でのメニュー提案を強めている。

 家庭で本格メニューを簡単に作れるレトルト調味料の使用量が増えています。首都圏のレトルト調味料市場は、昨年度約103%の伸びで400億円強まで拡大。売り上げ規模は中華より小さいのですが、和風レトルト調味料が特に伸びています。昨春の緊急事態宣言発出からレトルト調味料市場は一気に伸び、その後も年間通じて伸びが顕著なカテゴリーとなりました。コロナ禍で外出機会が減り、外食やコンビニを利用するお客様は減って、家庭内調理が定着しています。実際にコロナ特需は一巡しましたが、昨年メーカー欠品していた商品は陳列できていることから、今年度も前年比2桁で伸長が続いています。

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