地域商材のニーズへの対応と安定供給体制を構築

 乾麺がコロナ下で生活者の支持を得ている。家庭内調理が簡単で、保存性に優れていることが再認識され、市場が拡大しているのだ。マックスバリュ東海(MV東海)は、素麺を中心にした幅広い品揃えでこの新たなニーズに対応。一昨年9月に吸収合併した旧マックスバリュ中部(MV中部)との商品一本化と再構築も同時に進め、各エリアで最適な乾麺を最需要期の夏季に向けて提案を強化していく。

 コロナ前と後で乾麺市場は潮目が大きく変わったカテゴリーの1つと言えます。一昨年まで乾麺は毎年99%弱の微減傾向が続き、市場は縮小していました。それが昨年4月の緊急事態宣言後から家庭での買い置きと昼食需要の両方のニーズを取り込み1転、毎月110~120%前後で市場が急拡大。8月以降は買いだめも落ち着き、105%前後の微増で推移しましたが、今年1月から2度目の緊急事態宣言後は110%前後で再び伸長。中食や飲食店で麺類を食べるお客様は減り、その代わりに家庭内調理が増えたことで乾麺の販売ボリュームは大きくなり、今年もその拡大傾向は続くと見ています。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから