ロックダウン解除に合わせ文学賞を発表

 フランスでは夏休みで気が緩んだのか、9月以降新規感染者数が増加し続け、10月30日に再びロックダウンに突入した。営業が認められたのは生活必需品店のみなど、規制の内容は3-5月のロックダウン時とほぼ同じだったが、今回は消費者側も慣れたのか、スーパーに長蛇の列ができたり品物が売り切れたりすることはなかった。ただ、今回は政府の規制の不公平さに憤る小売店が続出した。まず、開店してよい店の分類に不満が爆発。生活必需品店として営業が認められた総合スーパー(GMS)が必需品とみなされない衣料や本、化粧品まで販売したため、閉店を強いられた専門店などが抗議したのだ。これを受け政府は11月3日からGMSの必需品以外の売り場の閉鎖を決めた。

 フランスでは、政府が決めた新型コロナウイルス対策はすぐに法制化され、違反すると罰金が科せられる。必需品以外のコーナーを閉鎖する法律の発効後、GMS「モノプリ」に行ってみた。衣料コーナーは閉まっていたが、化粧品コーナーはスキンケアコーナーと区別しにくいせいか、開いていた。

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