新基幹システムが徐々に効力を発揮し始めた

「コロナ特需に酔うな!が短期的なテーマになっている」。横山清社長が笑いを含んで明かすように、アークスの第1四半期(2021年2月期)決算は、前期の微増収大幅減益の不振を一気に吹き飛ばすものだった。売上高は前年同期比11.5%増。営業利益は、特売広告、ポイント倍増セールなどの自粛もあって131.7%増、経常利益も113.5%増を叩き出した。だが、横山社長が危惧するのは、コロナ特需は、スーパーマーケット(SM)すべてを等しく潤しているとは言い難いことだ。

 アークスは、札幌を中心とした道央エリアに展開するラルズ、東北の青森県・岩手県に展開するユニバースを中核に、ベルジョイス(岩手県)、福原(十勝・釧路・根室エリア)、旭川の道北アークス、そしてラルズと同一地域に展開する東光ストアの6社が主要企業となってグループを構成している。

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