商品マスターの統一で各社の商品部長が議論を重ねた
「ロボットとか人工知能の研究もしなければいけないが、それ以前にやるべきことがある」。アークスで情報システムグループを担当する井上浩一取締役執行役員が強調するのが、一昨年の10月に稼働を始めた基幹システムの活用だ。開発期間は丸3年、投じた金額は100億円超になる。井上取締役は「これだけの投資をして作り上げた統合基盤をまずは使い倒す。それがアークスのDXの一丁目一番地になる」と力を込める。
アークスが新基幹システムの開発に着手したのは2015年のこと。理由は当時のアークスグループ内に、ラルズ、ユニバース、ジョイス、ベルプラスの四つの基幹システムが存在したからだ。