自社アプリに電子レシートを追加、ホワイトレーベル版が登場
決済シーンのあり方を変えることで、店舗の人手不足を解決できないか。POSレジのシェア5割超を占める東芝テッ 東芝テックが開発した電子レシートシステム「スマートレシート㊟」(登録商標)が第2ステージに進化を遂げた。生活者を起点とした購買データ、行動データの連携が求められる中で、東芝グループでは今年2月に東芝テックなど各事業会社から人材を選出した東芝データを設立した。
この東芝データが無料ニュースアプリや小売業向けのクーポンアプリ「オトクル」を提供するグノシー、さらにヘルスケア分野のパートナー企業などと協業の検討を始めた。今年秋からポイントサービス「モバイルTポイント」のアプリ内で電子レシートの利用も可能となる予定だ。小売業者は東芝データが要望に応じて提供する顧客の生活・購買データを自社戦略に生かし、より顧客に合わせた買い物体験の場を提供できるようになる。
注:「スマートレシート」(東芝テックの登録商標)。店舗で買い物客が会計をする際、レジでレシート印字データそのものを電子化して提供することができるシステム。買い物客はスマートフォンアプリに表示されたバーコードをレジで読み取ってもらうだけで、電子化されたレシートデータを受け取ることができる