暖冬と増税が衣料品に打撃、SMの新店も伸び悩む

 イズミの2020年2月期の連結決算は、営業収益が前年比1.7%増、営業利益が同9.6%減の増収・減益で着地した。18年2月期まで8年連続で増収・増益、とくに14年以降は営業収益・営業利益ともに4%以上の伸長と好調だったが、ここへきて2年連続の微増収・減益となった。

 営業収益の伸び悩みの原因はイズミ単体の不振で、中でも大きいのが衣料品の低迷だ。衣料品の既存店売上高前年比は4.7%減と前年度を割り込み、さらに下落率も1.9ポイント前年度から拡大した。梶原雄一朗専務は、「7月の異常気象、消費増税、暖冬などの影響で消費が低迷したうえ、ようやく回復が見えてきた頃に新型コロナによる外出自粛が加わったことが原因」と説明する。

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