イオン連合を冷ややかに見るイズミの課題
関西とともに、食品スーパー(SM)大型再編の舞台となった中四国地方。フジとマックスバリュ(MV)西日本の合併により、2024年にはイズミの連結営業収益7000億円を超える、8000億円超の中四国最大手の小売業が誕生する。イズミが盟主の座を明け渡すことになれば、一つの大きな転換点となるのは間違いない。
ただ当のイズミの反応は冷ややかだ。10月の中間決算説明会で山西泰明社長は、フジとMV西日本の経営統合について、「関係ないと見ている。統合しても外目にはあまり関係ない状態が過去から続いている」と言い切った。合併をしても、競争環境にはあまり影響を与えない、との見方だ。