電気使用量の高騰で事業会社2社は営業減益となった
中四国で展開するフジとマックスバリュ(MV)西日本の経営統合で設立された持ち株会社フジの1年目の連結決算(2023年2月期)は、営業収益が7849億円(前期比144.6%増)、営業利益113億円(53.5%増)、経常利益133億円(34.3%増)、当期純利益90億円(129.4%増)の増収増益で着地した。
一方、事業会社を個別に見ると、フジ・リテイリングは営業収益3069億円(4.0%増)の増収となったが、営業利益は52億円(17.1%減)、MV西日本も営業収益が5528億円(0.4%増)だったが、営業利益は51億円(32%減)と両社とも増収減益となった。
既存店売上高はフジ・リテイリング103.2%、MV西日本は99.3%と明暗が分かれた。営業総利益は前期並みを確保したものの、電気使用量の高騰が利益を押し下げた。