SM事業が健闘、過去最高益を挙げる
コロナ下の明暗がそのままフジの連絡決算に表れたと言えるだろう。前期(2021年2月期)は増収減益。その要因は、スーパーマーケット事業が堅調に推移し増収。一方、子会社の飲食業、総合フィットネスクラブ事業、一般旅行業の3社は、コロナ禍の影響をもろに受け、減益、赤字であったからだ。実際フジ単体で見ると、総合小売業(GMS)は、衣料品や一部テナントが苦戦、営業収益は前期比1%の減収となったものの、スーパーマーケット(SM)事業は好調で、営業利益(前期比25.2%)、経常利益(同16.7%)で過去最高益を挙げている。