中国には8万以上のお茶のブランドがあるが、ヨーロッパ内で多国籍FMCG(日用消費財)企業の主要ラベル以外のブランドを見かけることはほとんどない。そこに目を付けた香港の起業家アレン・ウォン氏は独自のお茶ブランド「OR TEA?(オア・ティー)」を設立。今では小売店、ホテル、ケータリング業界で次々と採用され、近々アジアとヨーロッパでティーハウスチェーンも立ち上げる。


 オア・ティーは、鮮やかな色合いのパッケージと高級茶葉の栽培地で収穫された高品質のブレンド茶が特徴の高級ブランドとして設立された。ウォン氏は後世に残るようなブランドをずっと創りたかったと話す。広告・ブランディング業界で20年経験を積んだ後、ウォン氏は2015年にオア・ティーを設立。25年までに世界全体で200億米ドル(約2兆1900万円)の市場規模が見込まれるお茶業界でシェア獲得を狙う。

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