毎日世界中で100万足のビーチサンダルを販売するブラジルのシューズブランド「ハワイアナス」だが、アジアではやっとその足元を固め始めたところだ。
 
 ロバート・フレイザーは1962年、日本の草履をヒントにしたビーチサンダルで特許を取得し、ハワイアナスを開発した。彼が所有するアルパルガタス社は世界で初めてゴム製のビーチサンダルを製品化した企業である。
 
 アジア太平洋地域では、3年前まで約20社の正規代理店がハワイアナスを販売しており、その管理はアフリカ、中東、南米も担当するブラジル拠点の輸出マネジャーが行っていた。2017年、同社は経験豊富な小売業のロバート・エッサーと支社を設立、100店舗以上の新店舗を出店してきた。ハワイアナスは今後4年間でアジア全市場でのブランド認知度を高めるため、5000万米ドル(約53億4700万円)を投資する予定だ。

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