イオングループを23年率いてきた岡田元也氏が社長を降りる。3月1日付で自らは代表権のある会長に就き、新社長にはイオンモールの社長でグループのデジタル事業の責任者も兼ねる吉田昭夫イオン副社長が昇格する。


 イオンは昨年3月の人事で、岡田社長、吉田副社長、そしてGMS事業・国際事業を所管する岡崎双一副社長、SM事業を所管する藤田元宏副社長の4人による代表執行役体制に移行していた。そうしたこともあり、社内では後継は吉田氏か岡崎氏と見る向きはあったものの、岡田社長自身は昨春、「(後継について)何もしていないのかと言われれば、もちろんしている」と発言。実際は、指名委員会で2年をかけ、社長交代に至るまでのサクセッションプラン(後継者育成計画)を練り上げていた。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから