惣菜を起点に冷凍、チルドへ広がる商品開発領域

 「年末の数字は1年を総括したお客様からの通信簿と言われるが、まさに日頃の積み重ねが数字につながったのだと思う」。サミットの服部哲也・取締役専務執行役員商品統括は昨年の後半をこう振り返る。


 既存店売上高は昨年8月から増税を経て12月に至るまで連続で前年を上回った。食品に軽減税率が適用されたことから、増税後はそこまで大きな影響はないだろうと考えたものの、中小企業のキャッシュレスポイント還元効果が読みきれなかったため、「ちょっとは攻めないといけない」(服部専務)と判断。月に1度のグロッサリーポイント10倍セールを12倍に引き上げて10、12月の2回だけ実施。加えて商品分類別の割引セールを強化。のべつ幕なしでなく、ここぞという時の打ち出しに絞り、効果を上げた。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから