モデル店で売り上げ、客数が2割増

 竹野浩樹社長の就任から3年。「日本のスーパーマーケットを楽しくする」のビジョンの下、サミットが続けてきた取り組みが、お客の支持につながり始めている。

 同社の2018年度の業績は、衣料事業の不振が響き、連結で見ると増収、営業・経常減益となったが、スーパー単体では増収増益と好調を維持。特筆すべきは既存店の成長率だ。前期までの過去3年間で、既存店売上高は9.4%増、客数は8.0%増。多くの食品スーパーが既存店不振、特に客数減に苦しむ中、抜きんでた伸びを示している。決算会見の席で竹野社長は、「売り場や商品を変えることで独自色を出し、お客様と心を通わせる『ハイタッチ』な接客サービスに力を入れてきた。新規客が増え、既存客の来店頻度も上がってきている。従業員たちの頑張りの結果だ」と感慨深げに語った。

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