英国小売大手マークス&スペンサーは、全店長と店舗支援センター(本部)の全スタッフに生成AIおよびエージェンティックAIツールを提供する。「マイクロソフト365コパイロット」のライセンス1万1000件を購入し、全利用者向けのAI研修プログラムを展開する。
スタッフはAIを使用して、データと販売インサイトの編集、会議メモの要約、シフト表と引き継ぎの作成など、時間のかかる作業を完了できる。店長がそれらの業務から解放され、顧客サービス、在庫改善、チーム支援に集中できるようになる。マークス&スペンサーは、技術とデジタル変革による小売業の近代化は、成長に向けて事業を再構築する上での戦略的優先事項と考えている。
データと分析へのアクセスを迅速化、顧客とスタッフに集中
マークス&スペンサーは、マイクロソフトとの深いパートナーシップにより、組織全体で大規模にAIを使用している。研修と育成プログラムにより、スタッフが利用可能なAI支援を採用し、最大限に活用できるようサポートする。
各店長はAIを手元に置き、データを数秒で明確なハイライトとトレンドに変換できるようになる。独自のAIアシスタントが会議メモ、販売インサイト、シフト表、引き継ぎを作成することで、スタッフは顧客サービスとチーム支援により多くの時間を割くことができる。
店舗支援センター(本部)では、マイクロソフト365コパイロットが会議の最新情報と取引サマリーを迅速に作成し、複雑なレポートを具体的な推奨事項と行動指針に変換し、スタッフが顧客対応に集中できるよう支援する。
在庫予測、マーケティング素材生成などですでにAI活用
マークス&スペンサーのスチュアート・マッキンCEO(最高経営責任者)は、「在庫予測と発注支援、マーケティング資料の生成、AIエージェントを搭載したスタッフヘルプハブの運用など、すでにマークス&スペンサー全体にAIを組み込んでいる。今後は1万1000人のスタッフがAIのサポートをすぐ利用できるようになり、複数の情報源からサマリーをまとめ、必要なデータ、分析、インサイトを数秒で得られるようになる」と述べた。
マイクロソフト・コパイロットを使用しているクラパム・コモン店のニコル・リッチー店長は、「日常業務でAIを使用するのが快適。毎朝、コパイロットに朝の会議と引き継ぎ時のメモをまとめさせている。AIが様々な情報源のデータと情報を使用して、明確なアクションや話し合いのポイントを絞り込み、チームと共有する準備を整えることで、一連の作業を一段階上に引き上げてくれるのが楽しみだ。そして、顧客にサービスを提供するチームとより多くの時間を過ごすことができるようになる」と述べた。
















