ファミリーマートは1月末から都内の一部店舗にて、「透明翻訳ディスプレイ」の実証実験を開始した。対面接客を維持したまま、多言語対応を実現するもので、訪日外国人客への対応を通じて、店舗におけるおもてなしの向上と、従業員が自信を持って接客できる環境づくりを目指す。

「透明翻訳ディスプレイ」は、レジカウンターに設置する透過タイプの表示装置だ。店舗のレジカウンターに合わせてカスタマイズしており、従業員と来店客がお互いの表情を見ながら会話できる。英語、中国語(簡体字)、韓国語など14言語に対応し、訪日客とのコミュニケーションを支援する。音声だけでなくタブレット端末のキーボード入力によるテキスト表示も可能で、聴覚障がいのある顧客との筆談ツールとしても活用できる。

 同社はインバウンド需要の高い商品を対象にした多言語の販促物や、カウンター商材を数字で注文できるようにする販促物などの配信も行っている。売り場の仕組み整備とともに、インバウンド需要が高い店舗の売上動向を分析し、人気商品を他店舗へ水平展開するなど、今後も多様化するニーズに柔軟に応えていく構えだ。