ファミリーマートは、11月7日、クマ対策のガイドラインを発表した。
ガイドラインは、「事前準備」「近隣で出没情報を入手した場合」「直接目視できる距離で出没した場合」「営業の再開」の四つの観点で構成される。
事前準備では、ゴミ箱、ゴミ置場、駐車場に食べかすや飲料の液垂れがない状態を維持するなど、クマが寄り付かないようクレンリネスを徹底すること、廃棄商品の事務所内保管、店頭ゴミ箱の撤去などを挙げている。また、自治体や警察など緊急連絡先の確認や情報収集、クマの出没頻度の高い北海道や東北の一部店舗へのクマ撃退スプレーの先行配布も掲げた。
出没情報を入手した場合や目視できる距離で出没した場合には、お客の避難誘導や自動ドアの停止・施錠を行い、警察や自治体の広報・防災無線等で安全の確保が発表された後に営業を再開するとしている。
このほか、11月10日からデジタルサイネージ「FamilyMartVision」やアプリの「ファミペイ」でもクマの出没に関するメッセージを順次配信し、注意喚起を促す。
クマ対策基本方針は、ローソンも10月31日に発表。ファミリーマート同様、クレンリネスの徹底や情報収集などに加え、クマよけの低周波発生装置の店舗への設置や鈴、ホイッスル、光る防犯アラームなどのクマよけアイテムを従業員に携帯させるなどの対策も検討している。















