日本アクセスは11月、埼玉県久喜市に新たな物流拠点「久喜低温物流センター」を開設する。首都圏における低温度帯商品の安定供給体制を強化し、今後の成長戦略を支えるインフラ整備の一環と位置づける。
同社はエリア別の市場動向や人口変化、得意先戦略などを踏まえた中長期的なロジスティクス戦略に基づき、物流体制の最適化を推進している。中でも首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)では既存施設の狭隘化が進んでおり、これを解消するための新拠点として久喜センターを整備した。
新センターは地上3階建て、総敷地面積約5300坪。稼働開始は11月9日発注分、翌10日納品分から。センター内にはケースシャトルを中心としたマテハン機器を導入しており、作業の効率化と省力化を図る。従業員の負担軽減と物流品質の向上を目指すほか、物流業界が直面する人手不足への対応策としても位置づける。
日本アクセスは「持続可能な物流体制の確立を通じて、急速に変化する市場環境に柔軟かつ持続的に対応していく」としている。















