ヤマトグループは12月18日、「ヤマト運輸が日本郵便に対し配達委託の全停止を打診した」という一部報道に対し声明を発表。「間違った印象を与える可能性がある」「遺憾」とコメントした。
同グループは、日本郵政グループとの協業に関する基本合意書を2023年6月19日に締結。以降「クロネコゆうメール」の同社取扱冊数の全量を日本郵便に配達委託しているほか、小型郵便サービス「ネコポス」についても、23年10月発売の新サービス「クロネコゆうパケット」に順次切り替えを図っている。
しかし、日本郵便に配達委託を進めるなかで、「従前よりも届けるまでの日数が伸びている事態が発生」しているため、ヤマト運輸は協業の趣旨および基本合意書に基づき、「日本郵便に対し『クロネコゆうパケット』の配達委託スケジュールの見直しに係る申し入れを行い、真摯に協議を重ねている」というのが現時点での実情だ。
ヤマトグループは、「引き続き、日本郵政グループとともに、両社の経営資源を有効活用していくための協議と協業を進めていく」としている。
