消費期限が近づき値引きされたおにぎりを買うと、福祉施設にお米が寄付される――。

 ローソンが食品ロス削減の取り組みを強めている。消費期限が迫ったおにぎりや弁当、サンドイッチ、スイーツなどに黄色い値引きシールを貼り、購入を推奨。消費者は割引価格で商品を購入できるほか、廃棄削減にも貢献できる。

 この取り組みの認知向上に向け、同社は8月5日~11月3日の期間、新プログラム「FOOD GOOD SMILE(フード・グッド・スマイル)」を実施している。これは値引きシールが貼付されたおにぎり1個の販売につき、ローソンが1円分の米を福祉施設に寄付するというもの。寄付先は「全国社会福祉法人経営者協議会」を通じ、同協議会所属の福祉施設から公募、厳正な抽選にて決定する。約3カ月の期間中で約3000万~4000万個の値引きおにぎりの販売を見込んでおり、1個1円で換算すると40トンから50トンほどの米が寄付される計算になる。“お得を選ぶことで、みんなが笑顔になる”循環型の仕組みを打ち出していく。

売り場に掲示物も設置して取り組みをアピール

 ローソンは昨年7月、AIを活用した次世代発注システム「AI.CO(アイコ)」の全国導入を完了、目下AIがより高精度な発注と値引きの推奨を行っている。店舗ごとに1日3回、AIがすすめる値引きを行うことで、店舗利益に資する効果も見え始めているという。

 ローソンでは今期、おにぎりの廃棄量を前年比で1割減らすことを目標にしている。今後、善い行いが循環する仕組みの本格導入も検討しながら、消費者にはお得の提供、加盟店には利益貢献にもなる食品ロス削減の取り組みを一層推し進める構えだ。