ローソンは2025年度中にクレーンゲーム機の設置店舗数を1000店に広げる。アミューズメント機器・施設の開発を手掛けるタイトーと組み、子どもから大人、さらにはインバウンド顧客にも人気のゲーム機で楽しさを創出し、来店客の増加につなげる。

 ローソンは22年10月から近畿エリアでクレーンゲーム機の設置を試験的に始めた。今年4月から本格展開に乗り出し、7月時点で近畿、首都圏、中部の623店に導入している。

 1回あたり100円で遊べる筐体を1店につき標準で2台設置する。設置費用は本部負担で、店舗は電気代のみ負担する。利用料の100円がそのまま店舗の売り上げになる仕組みだ(利益配分は非公表)。

 既存の展開エリアを中心に、近隣にアミューズメント施設がない地域や、ちょっとしたスペースの有効活用をしたいオーナーの希望に応えながら設置を広げる。今後はローソン独自の景品なども検討していく考えだ。