ローソンは、店舗での電気使用量とCO₂排出量の削減に向けた実証実験店を拡大する。
同社は、2022年に冷蔵・冷凍ショーケースに扉を設置した実験店舗を神奈川県川崎市内にオープンし、電気使用量・CO₂排出量の削減の実証実験を行ってきた。その後27店舗でも同様の扉を設置し、今年10月までの8カ月間で、電気使用量とCO₂排出量共に導入前に比べ平均31.4%を削減している。
この結果を踏まえ、さらにエリアや立地条件等様々なタイプの店舗への拡大に向けた検証を行う方針で、12月7日、札幌市、富山市の各1店舗に「冷蔵ショーケースへのガラス扉の設置」「冷凍平台ショーケースへのアクリル扉の設置」「冷蔵ショーケースの防霜ヒーターを省エネ性の高い小型タイプに変更」の三つの省エネ設備を導入。
これを皮切りに、同施策の導入店舗を拡大し、来年の2月までに、これまで取り組みを進めてきた店舗と合わせて約90店舗への導入を目指す。また、今回の検証結果を踏まえ、導入店舗の更なる拡大も検討していく方針だ。