ヘアケアでも食品でも新発想のPBを続々投入
「未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく」をグループ理念に掲げるマツキヨココカラ&カンパニーから、4月に〝非常識なシャンプー〟がデビューした。新ビューティブランド「コンクレッド」は「コンク(濃度)」と「レッドゾーン」をかけ合わせた造語で、文字通り「濃度」に限界までこだわったシャンプーとトリートメントだ。髪の毛の成分の8割以上を占めるアミノ酸は日々のダメージによって流出してしまうが、流出した量以上のアミノ酸を配合することで髪を内部から補修。また、パーマやカラーなどの施術と紫外線やドライヤーなどで生じる乾燥とでは流出するアミノ酸の種類や比率が違うことを特定し、ダメージの要因別に2シリーズを展開する。
マツキヨココカラのMD戦略を担うMCCマネジメント商品統括本部 商品開発部 商品開発課の櫻井壱典次長(トップ画像)は「中身にコストをかけられるPBのメリットを生かしてアミノ酸を徹底的に入れた。ここまでアミノ酸の濃度に特化した商品はNBでは難しい。裏面をよく見て商品を選ぶ〝成分買い〟という美容トレンドがヘアケアにもくるとみて、先手を打って投入した」と狙いを明かす。