ファミリーマートは2月17日、コスメの新ブランド「hana by hince」(ハナ バイ ヒンス)の新商品発表会を開催した。

 ハナ バイ ヒンスは、韓国の人気ブランド「ヒンス」を展開するVIVAWEVE社(写真中央、ホ・ジェソクCEO)との共同開発商品。ヒンスの姉妹ブランドとして、トライアルを狙ったいずれも「低価格」かつ「ミニサイズ」の商品を全8種・23品をラインアップする。3月14日から全国のファミリーマート約1万6200店舗にて順次発売を開始する。

発表会ではメイクアップアーティストによるメイクの実演も行った

「ヒンス」の品質はそのままに、上品なツヤを与えるハイライトや、色持ちの良いティントリップなど、上品な質感とトレンド感を兼ね備えた仕上がりが特徴だ。また、韓国コスメらしい丸みを帯びた‟ころん„としたパッケージもウリ。

【画像上】「シャインハイライターバーム」(全2色)税込990円、【下】「ウォーターグラスティント」(全4色)同990円

 ターゲットは10代〜20代前半の若年層。現在ファミマが展開している化粧品「Mitea ORGANIC 」(20〜30代)「media」(40代以上)とは異なる年齢層に設定した。

 ファミリーマートのメイク化粧品の年代別構成比は、10代が0.9%、20代が11.4%(24年12月時点)と他の年代と比較して低いといった傾向があり、こうした中で、若い世代に人気の韓国コスメを取り扱うことで、ファミマは全世代の客層をカバーしていきたい考え。

 同日開催された発表会で、島田奈奈執行役商品本部長は「ハナ バイ ヒンス」を使ったメイクアップで登場し、「この品質と上品な仕上がりは日本の女性の価値観に合う」と期待感を示した。

島田奈奈執行役商品本部長

 ファミマの調査によると、国内の化粧品市場はコロナ禍で一旦沈んだものの、21年度以降右肩上がりで伸長しており、24年度は2兆5840億円の着地を見込む。中で、韓国からの化粧品輸入額は、23年度960億円となり、日本国内への浸透が進んでいる。

 ファミリーマートは今期、同ブランドをフックに化粧品カテゴリー前年比120%を目指す。