ファミリーマートは物流面において、コンビニに限らない幅広い業種との協業を検討する。4月10日の決算会見の席で細見研介社長が語った。

 ファミマは4月から東北地方でローソンとの共同輸送を開始した。これについて細見社長は、「現場でいろんな切り口でディスカッションする中で合意に至った」と経緯を説明。今後の拡大については、「取り組みの様子を見ながらシステムや商品上の問題をクリアしていきながらになる」と述べた。一方で、「我々、今回の能登地震でコンビニのインフラとしての役割を再認識したが、インフラを維持していく使命を持つのはコンビニに限らない。物流は非競争分野。他業種との協業がこれから極めて重要になる」と話し、より広い物流連携に向けて意欲を示した。

 ファミマの2024年2月期連結業績(国際会計基準)は、営業収益5078億円(前年比10.0%増)、事業利益837億円(30.8%増)、当期利益518億円(50.9%増)だった。

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