「川上シフト」で業務用の原料調達を強化

 三井物産流通グループが今期、新たな成長ステージへと踏み出した。2024年4月に三井物産傘下の流通5社が統合して以来、新会社として初となる中期経営計画を策定したのだ。29年3月期を最終年度とする本計画では、「事業領域の拡大」と「既存事業の磨き込み」の2軸を推進。これをかけ合わせることで、従来個社ではできなかったソリューション提案をグループ力の結集により実現、提供価値の最大化を目指す。

 まず「事業領域の拡大」で重要な取り組みとなるのが、業務用(中食・外食)における「川上シフト」だ。同社の業務用ユニットはこれまでセブンイレブン向けのおにぎりや弁当、惣菜などの原料供給を中心に展開。全国2万2000店に欠品なく、ロスなく商品を届けるための緻密な需給管理に一日の長があった。一方で、調達の部分ではメーカーや別の商社などを介して商品を仕入れるのが常であり、そこについては川上のプレーヤー頼みの部分が多分にあったという。

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