神明ホールディングス(HD)は、傘下の青果物卸売会社、東京シティ青果とNTT AI-CIXの「分荷自動化サービス」の実証実験の結果を踏まえ、グループの青果卸売会社に同サービスを導入すると発表した。

 青果物卸売市場での分荷業務は、電話、FAX、手書きなどアナログな方法による作業と、担当者個人が持つ暗黙知が共有されないまま属人的な対応で行っているのが現状で、長時間労働や作業ミスに伴い、次世代の担い手確保や、生産性・品質の向上が課題となっている。

 そこで、 NTTと神明HDは農産物流通DXの実証実験を実施。営業担当者が持つ注文者の要望や品目の特性といった情報、ノウハウを AIに学習させ、それらを考慮した分荷案をAIで自動生成、その精度を東京シティ青果で検証したところ、ほとんどの品目でAI により自動生成した分荷案が、営業担当者による分荷結果と比べ 9 割を超えるという結果が出た。

 また、新しい品目での利用や産地リレーが発生する場合でも、簡単な設定と AI による履歴学習により早期に高い精度を実現したことから、グループの青果卸売会社へのサービスの導入を決めた。