あらたが「フェムケア」の理解促進に業界を越えて挑んでいる。
あらたは10月8日、「はたらく女性の健康をみんなで考える10月」をテーマにパーソルキャリアが主催した異業種コミュニティイベント「Work-Life Wellness Lab Women’s October」に登壇し、発表を行った。あらたのグループ会社であるD-Neeコスメティックが展開するフェムケアブランド「モアディーテ」を通じ、“女性が自分らしく働ける社会の実現”を目指した職場ウェルビーイングの取り組みを紹介した。
登壇した宇佐美朋美氏(D-Neeコスメティック ブランドマネージャー)は「モアディーテ」の立ち上げ背景と活動内容について、以下のように語った。
「フェムケアという言葉がまだ一般的でなかった時期から、“女性が自分の想いを安心して声にできるブランドをつくりたい”という想いで開発に取り組んできた。私たちは全国のドラッグストアや小売企業とともに、生活者の日常の中の気づきを支える立場にある。我慢を前提とした働き方ではなく、自分をケアすることが結果的にパフォーマンス向上につながる、そんな社会の実現を目指している」

また、フェムケアを企業文化として浸透させるための具体的な活動も紹介。卸売業の倉庫で働く女性従業員の不調への理解を深めるため、男性社員も巻き込んだ生理痛VR体験などの社内勉強会を実施していることや、ドラッグストア売り場での情報発信強化などの取り組みを発表した。
宇佐美氏は締めくくりに、「モアディーテを通して、女性が自分の体を知り、ケアし、誇れる社会をつくっていきたい」と語り、あらたグループとして今後も異業種連携や自治体との協働を通じて、社会課題解決に向けた活動を推進していく姿勢を示した。
あらたはフェムケア市場のパイオニアとして、一人ひとりの健康と社会全体のウェルビーイングの両立を目指す取り組みを今後も加速させていく。














