三越伊勢丹の定期宅配サービス「ISETAN DOOR(イセタンドア)」は、オイシックス・ラ・大地と協業し、サラダミールキット「ISETAN SALAD KIT supported by Oisix」を9月4日より発売した。ハレの日でも、日常使いとしても活用できる新感覚のサラダで新規顧客獲得を目指す。
「ISETAN SALAD KIT」は、クルミッ子で名が知られる鎌倉紅谷（神奈川県鎌倉市）など老舗の和洋菓子ブランドが商品開発に参加し、スイーツとサラダを融合したイセタンドアの新カテゴリーとして打ち出す。鎌倉紅谷とのコラボ品では、クルミッ子のキャラメルを再現したソースをドレッシングに採用。具材のくるみの食感や、塩麹ベーコンの旨みがコク深い味わいを引き立てている。
あんみつで有名な榮太樓總本舗（東京都中央区）の監修品は、沖縄県の黒糖黒蜜に山椒をアクセントで加えた斬新な逸品だ。あんみつの小豆や白玉をイメージしたぶどう、チェリーモッツァレッラが華やかさを添える。
開発背景について、三越伊勢丹の第一MDグループ定期宅配営業部企画担当の東木場由衣氏は、「毎週買っても楽しい、月に1回買っても楽しいという『頻度に幅のある商品づくり』がテーマだった」と説明。そのうえで、同社が実施した利用者アンケートで「サラダの購入目的が日々の野菜不足解消や、ひなまつりなどのオケージョン目的など購入目的に幅があった」ことをうけ、今回の新カテゴリーの開発に乗り出した。
イセタンドアは2018年にオイシックスとの協業で始まり、商品は約3000品目を展開。オイシックスはこれまでのマーケティング・フルフィルメント支援に加えて、今回はレシピ提案や製造支援など支援の幅を広げている。
