2大ドラッグストアチェーンの経営統合に向けたカウントダウンが始まった。4月11日の発表によれば、ツルハホールディングス(HD)によるウエルシアHDの完全子会社化を今年の12月1日に予定。続くイオンのツルハHD子会社化のTOBは来年1月の完了を見込んでいるという。
今後の経営体制も少しずつ明らかになってきた。親会社となるツルハHDは鶴羽順社長が代表者として引き続きグループを牽引すること。今年5月のツルハHD株主総会でウエルシアHDから2名の取締役を受け入れ、執行役員もウエルシア側から複数名の就任を見込んでいること。ツルハHDの商品調達会社、ツルハグループマーチャンダイジング(TGMD)を両社のシナジー創出の中核と位置づけ、それぞれから代表取締役が1名ずつ就任する予定であることも発表された。