東急は3月24日、商業施設事業の再編に伴い、同社の完全子会社である東急百貨店を吸収合併すると発表した。効力発生日は2025年8月1日。
本再編により現行の東急百貨店は、東急が100%出資して設立する新会社「TK百貨店準備会社(同日付けで株式会社東急百貨店に商号変更)」へ承継させ、吸収分割後の東急百貨店を吸収合併する。
加えて、SHIBUYA109エンタテイメントなど、東急が100%所有する各商業施設運営子会社についても、東急が100%出資をして設立する新会社「東急リテールマネジメント」に承継させ吸収分割を行う。

東急のリリースより、8月1日以降の組織体制(右)
本再編後は、東急リテールマネジメントが、商業運営各社に分散する機能の整理などによる経営効率の高度化を図る方針で、渋谷をはじめとする東急線沿線を中心とした商業施設の企画開発において、東急リテールマネジメントと商業運営各社との横断的な体制を進めていく意向だ。