「キラキラかわいい」を軸に若者向けにシフトチェンジ

 店に入ると、壁一面にウエルシアグループの公式SNSキャラクター・うえたんや「最強にかわいい」などのフレーズが描かれたインスタ映えスポットや、20台以上の〝ガチャガチャ〟(カプセルトイ)がお客を出迎える。色とりどりのネオンサインが鮮やかな店内では低価格のアジアンコスメが豊富に揃い、文房具のキャラクターグッズや韓国の菓子・酒もずらりと並ぶ――。ウエルシア薬局が12月12日にオープンしたHAC BIOKA店(横浜市)はZ世代・ミレニアル世代(13~42歳)をターゲットに据えた実験店だ。東急田園都市線たまプラーザ駅から車で約10分の住宅立地で、店名の「BIOKA」は地名の「美しが丘」に由来する。

 ヘルス&ビューティーに特化した売り場は「キラキラしていてかわいい、楽しい、わくわくするお店」をコンセプトに、化粧品の商品構成は約40%と、通常店(約20%)の2倍を取り揃える。入ってすぐの壁まわりには、韓国のクリオ、タイのキャシードールなどの新規取り扱いブランドも含め、計13ブランドのアジアンコスメが並ぶ。いずれも、10~20代も手に取りやすい1000~2000円台の低価格ラインだ。

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