日本の「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産への登録が決定した。12月5日(日本時間)、パラグアイ・アスンシオンで開催されたユネスコ無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会の審議で決まり、日本からは23件目の登録となる。

 全国約1600の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する「日本酒造組合中央会」、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」、「日本酒造杜氏組合連合会」の業界3団体はこれまで、「伝統的酒造り」の登録に向けて取り組みを行ってきた。

 登録決定を受けて、今後は国内各地の酒造組合で一般消費者も参加できるさまざまな記念イベントが行われる予定だ。

(冒頭写真は左から「保存会」の小西新右衛門会長、「中央会」の宇都宮仁理事)