ヤオコーは12月5日に千葉市緑区の学園前店(写真)を新装開店する。スクラップ&ビルド(建て替え)のため、今年3月より休業していた。
場所は京成電鉄千原線学園前駅から徒歩約6分の駅前住宅立地。売り場面積は603坪、駐車台数143台・駐輪台数99台。初年度目標は18億円。
ヤングファミリーに支持される店作りを目指し、美味しさ、品揃え・安さ、提案を強化する。精肉は自社製のローストビーフをインストア加工で提供し、さつま黒豚は平日・週末で値ごろなパック商品としてしゃぶしゃぶや薄切りを品揃えし、手に取りやすいジャストプライスで提供する。鮮魚は豊洲市場から仕入れた近海魚で旬の変化や鮮度感を打ち出す。平日は大鉢まぐろ、週末は本まぐろを展開する。
惣菜はインストア加工の弁当を豊富に用意し、人気の「かつ重」はピーク時間に合わせて出来立てを提供する。インストア冷惣菜「クリエイティブデリ」では、店内手作りの「野菜たっぷりポテトサラダ」や、「自社製ローストビーフ」を使った生春巻き等を品揃えする。インストアベーカリーでは、手伸ばし生地を使用したこだわりピザを時間帯ごとに焼きたてで提供する。バーガーやドッグパンは、ローストビーフやむねチキンを使用し
たバジルサンドを展開し、人気のカレーパンは昼を中心に揚げたて対面販売を実施する。 酒はチューハイとヤオコー直輸入ワインの品揃えを充実させる。
競合は、自転車で5分の距離に同じヤオコーグループのせんどうおゆみ野店があるほか、直線距離で1.5kmにジャパンミート卸売市場おゆみ野店、1.8kmにヤオコーおゆみ野店、2.1kmにマックスバリュおゆみ野店がある。ヤオコーは昨年おゆみ野店の改装を実施済み。せんどうとグループ内シェアをどう高めていくかが見どころだ。