伊藤忠食品の2025年3月期上期業績は、売上高3523億円(前年同期比4.0%増)、営業利益49億円(15.2%増)、経常利益70億円(39.2%増)、純利益51億円(46.0%増)の増収増益だった。
売り上げ面では、GMSや食品スーパー、ドラッグストア向けの取引が拡大。価格改定による販売価格の上昇も押し上げ要因となった。商品別で見ると、ビールが酒税改正後の新ジャンルの低迷、昨年のブランドリニューアルの一巡、ノンアル・RTDへのシフトでやや苦戦、中元・歳暮の低迷でギフトも減収だったが、それ以外はおおむね好調だった。和洋酒は外食向けが堅調。調味料・缶詰は取引の拡大、備蓄ニーズが押し上げたほか、猛暑で飲料の販売も跳ねた。