薬王堂とPALTACは9月20日から、物流効率化の一環で、非食品と食品の一括物流の稼働を開始した。
現行、非食品は、PALTACが受託・運営する薬王堂の非食品センターから、食品は他企業が受託・運営する薬王堂の食品センターから店舗へ配送していた。今後は、PALTAC所有の「RDC宮城」に食品・非食品をに集め、その荷受け・保管・出荷、店舗への配送をPALTACが一括して行う。
一括物流の対象となる食品は、非食品部門との「管理、出荷、配送」における親和性と生産性を踏まえ、飲料や菓子など、温度管理が不要な常温食品から取り組む。
両社は、これらを一括して納品することにより、配送に要する人手やトラック台数及び二酸化炭素排出量は2〜3割減少するとし、配送費の削減やホワイト物流の推進につながると見ている。
なお、PALTACは今回の一括物流の受託開始に当たり、物量増加に対応するため、「RDC宮城」を増設、年間出荷能力を350億円から550億円まで拡大したという。
PALTACは今後同センターを「一括物流の拠点として活用するとともに、既存の物流においても他センターへの商品移動量を削減し、配送の効率をさらに高めていく」としている。