パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は8月16日、新取締役候補者を決定した。9月27日開催の株主総会とその後の取締役会を経て正式に選任される。
今回の新役員体制で、ニュースは二つだ。一つは代表取締役がこれまで吉田直樹社長1人から2人追加の3人体制となること。新たに森屋秀樹・取締役常務執行役員CSOが代表取締役専務執行役員CSOに、鈴木康介・常務執行役員(ドン・キホーテ副社長、UDリテール社長兼務)が代表取締役専務執行役員にそれぞれ昇格する。
もう一つが鈴木氏を含む国内組の昇格と海外組の降格だ。国内組では榊原健・常務執行役員GMS事業統括責任者 兼 国内事業共同CMO(ユニー社長)が取締役専務執行役員に昇格、初山俊也・上席執行役員国内事業共同CMOと森谷健史・上席執行役員PB事業統括責任者の2人の上席執行役員もそれぞれ常務執行役員(森谷氏はCMOに)に昇格する。
一方で海外事業の責任者である松元和博・取締役専務執行役員CMO(グローバル)海外事業統括責任者 兼 北米事業責任者が常務執行役員に降格、町田悟史・常務執行役員アジア事業責任者が上席執行役員に降格となる。
同日発表した2024年6月期決算は、国内事業が増益となった一方、海外は北米、アジア共に減益だった。結果を踏まえた信賞必罰人事となった。