去る7月1日、ヤンゴン市内から米が消えた。小売店はじめ、穀物卸売市場でもシャッターを下ろす店が相次ぎ、SNS上には空っぽになったスーパーの米の棚の写真が並んだ。この日軍事政権が統制価格の範囲より高く米を売ったとして米関連業者11名を拘束し、市中の主だった店の米を一時的に撤去させたためだ。市民の反応は、後述する理由により比較的落ち着いていたが、在留邦人には衝撃が走った。なぜなら拘束者に、イオンの現地法人の日本人社員が含まれていたからだ。

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